じゃがいもはその保存性の高さと汎用性から、どの家庭にも欠かせない食材です。
その上、価格も手頃で、つい多く購入してしまうことがありますね。
ただし、長期間保存すると、時々芽が生えることがあります。
これらの芽には有害な成分が含まれているため、取り除くことが必須です。
これは子どものころに母から学んだ重要なポイントです。
また、青みを帯びたじゃがいももよく見かけることでしょう。
私も母からこの青いじゃがいもについては詳しく教えてもらえなかったため、自分で安全な対処法を調べる必要がありました。
20年以上の家事経験を生かして、青いじゃがいもに対処する方法を以下にご紹介します。
・じゃがいもが青くなる理由は何か？
・青くなったじゃがいもは食べることができるのか？
・青いじゃがいもの活用方法
・安全に食べるための方法
・万が一食べてしまった場合の対応
・じゃがいもを青くさせない保存方法
これらのポイントをおさえれば、青みがかったじゃがいもを見てももう心配はいりません！
じゃがいもが青いところはどれくらい剥けば大丈夫？
じゃがいもに芽が生えた場合と同じく、青くなった部分は十分に取り除いてから食べることができます。
青い部分の安全な食べ方は非常にシンプルです。
青い部分の皮をしっかりと剥いでください。
この方法で処理すれば、じゃがいもは安全に食べることができます。
ただし、じゃがいもの内部まで青くなっている場合は食べることは避けてください。
青くなったじゃがいもを活用した料理としては、カレーや肉じゃが、ポテトサラダなど、一般的な料理に使うことができ、美味しく楽しむことが可能です。
なぜじゃがいもは青く変色するのか？
家に持ち帰ったじゃがいもを放置しておくと、時に青く変色してしまうことがあります。
これは多くの方にとっても馴染みのある現象かもしれません。
じゃがいもが青く変色する主な理由は、
⇒長時間、日光や室内の明るい光にさらされてしまったためです。
光にさらされることでじゃがいもの皮が青みを帯び、毒素が増加することがあります。
短時間であれば問題ありませんが、長時間光にさらされるとじゃがいもは徐々に青く変わります。
青く変わったじゃがいも、食べても安全？
青く変色したじゃがいもを見たときに、それを食べても大丈夫かと心配になることでしょう。
実は、食べることは可能です！ただし、注意が必要です。
青い皮には、芽と同様に有害成分が含まれていますので、皮ごと食べることは避けるべきです。
自家栽培の青くなったじゃがいもへの特別な注意
市販されている大きなじゃがいもは、青い部分の皮をしっかり剥けば通常は安全に食べられます。
しかし、自家栽培の小さなじゃがいもが青くなった場合、特に注意が必要です。
青くなった小さなじゃがいもは、皮を厚く剥いても内部が青いことがあり、これらは食べるのを避けるべきです。
※特に小型のじゃがいもは中まで青くなっていることが多く、食べると健康に害を及ぼす可能性があります。
じゃがいもの有毒成分は通常の調理方法では分解されにくく、高温で揚げることである程度は減少しますが、完全に除去することは難しいです。
そのため、皮や芽は必ず取り除くことが重要です。
青いじゃがいもに含まれる毒素とその影響
じゃがいもの芽や青い皮に含まれる主な毒素はソラニンとチャコニン（またはカコニン）です。
これらの成分が含まれたじゃがいもを摂取すると、吐き気や下痢、腹痛、めまいなどの中毒症状を引き起こすことがあります。
じゃがいもを食べた後にこれらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
特に体の小さい子どもは影響を受けやすいため、青いじゃがいもの取り扱いには特に慎重になることが重要です。
じゃがいもが青く変色しないための保存方法
じゃがいもが緑色に変色するのは、主に収穫後に紫外線や室内の光にさらされるためです。
具体的には、紫外線は太陽光の一部であり、じゃがいもがこれに長時間さらされると変色することがあります。これを防ぐには、暗所での保管が最も効果的です。
変色を防ぐためには、光を遮断し、暗くて涼しい場所に保管することが推奨されます。
じゃがいものもう一つの問題は芽の発生です。
芽は温かい環境で容易に発芽するため、涼しい場所での保管が必要です。
じゃがいもを長持ちさせるには、暗く涼しい場所での保管が最適です。
例えば、リンゴを一緒に保存すると、リンゴから放出されるエチレンガスが芽の発生を抑制する効果があります。
さらに、じゃがいもを新聞紙に包んで保存すると、光を効果的に遮断することができます。
冷凍保存も一つの方法ですが、冷蔵は避け、常温での保存が適切とされています。
青いじゃがいもまとめ
青くなったじゃがいもを必ずしも廃棄する必要はありません。
以下の注意点を守れば、食べることが可能です：
・十分に厚い皮を剥くこと。
・小さくて中まで青いじゃがいもは避けること。
これらの簡単な対策を行うことで、じゃがいもを安全に楽しむことができます。
日常的に起こりうるミスとして、じゃがいもを日光が当たる場所に置いてしまうことや、家庭菜園で予想外に表面が露出して青くなってしまうことがあります。
青いじゃがいもは見た目に不安を感じさせるかもしれませんが、有毒成分を含むため、調理時には特に注意が必要です。
適切に皮を剥いて調理することで、食材を無駄なく活用することができます。